1808年(文化5年)、英艦フェートン号の突然の出現により長崎は狂乱の渦へと化した。

本作は、その三日間を遠見番、通詞、長崎奉行とその配下の役人たち、町人、オランダ商館員、そしてフェートン号乗組員たちの視点から描く歴史ドキュメントである。

一切のフィクションを交えず、日英蘭に残された史料のみに基づいて再構成した。英艦の航海日誌、オランダ商館日記、日本の『通航一覧』『崎陽日録』をはじめとする一次史料をもとに執筆している。

事件の史実と背景については、『フェートン号事件の全貌』で詳しく解説している。

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